日本で「フルーツ王国」といえば山梨県や長野県のイメージが強いですが、
福岡県も主要果実で全国トップクラスの品目を複数持ち、西日本では屈指のフルーツ産地です。
特徴
年間リレーの完成度: 春のいちごから始まり、夏の桃・ぶどう、秋の梨・柿・いちじく、冬のみかん・キウイと、季節の切れ目がほとんどなく旬のフルーツが供給されます。
独自品種の強さ: 「あまおう」「甘うぃ」「とよみつひめ」など、福岡県でしか作れない、あるいは福岡が本家のブランド品種がこれほど揃っている県は他にありません。
アクセスの良さ: 産地(うきは市や朝倉市など)と都市部が非常に近く、新鮮なフルーツがすぐに市場や店頭に並ぶため、鮮度を含めた「美味しさ」を実感しやすい環境にあります。
総合的に見て、「バラエティの豊富さとブランド品種の充実度」という基準であれば、福岡県は西日本ナンバーワンの座を争う位置にいると言って間違いありません。
主要果実とランキング
2位 いちご あまおう 1~4月 「赤い・丸い・大きい・うまい」の頭文字。日本を代表する高級ブランド。「いちご狩り」も人気です。あまおうスイーツもたくさんあります。
2位 キウイ 甘うぃ(あまうぃ)11~2月 福岡独自品種。一般的なキウイより糖度が非常に高く、大玉なのが特徴。
2位 いちじく とよみつひめ 8~10月 福岡独自品種。最高糖度17度を超える驚異の甘さを持つ、いちじく界の新星。 傷みやすくて本来は産地でしか食べられない「完熟の味」を、日常的に味わえる環境。これは「究極の贅沢」と言えます。
3位 柿 富有柿(ふゆうがき)11~12月 「甘柿の王様」と呼ばれる富有柿の主産地。秋の福岡を象徴する果物。
5位 ぶどう 巨峰、シャインマスカット 8~9月 久留米市田主丸町は「巨峰開基の地」。シャインマスカットの品質も極めて高い。田主丸は、観光としてのぶどう狩りの組織的な発祥の地。
5位 ブルーベリー 八女のブルーベリー 6~8月 八女市を中心に栽培。大粒で甘みが強く、生食用の評価が高いです。
8位 温州みかん 山川みかん、マイルド130 11~1月 皮が薄く、味が濃いのが特徴。高糖度なブランドみかんが揃っています。
9位 日本なし 幸水、豊水、新星 8~10月 朝倉・うきはエリアが中心。ハウス栽培から露地までリレー出荷されます。
バナナ 栽培ではありませんが、福岡(北九州市門司港)は「バナナの叩き売り」発祥の地として有名です。
季節毎の楽しみ方
春(3月〜5月)
あまおうが最も甘く、安くなる時期です。この時期は「いちご狩り」も大人気です。
夏(6月〜8月)
ブルーベリーや桃(生産量全国上位ではないですが福岡産はあります)から始まり、お盆頃には巨峰や梨が顔を出します。
秋(9月〜11月)
福岡フルーツの黄金期です。シャインマスカット、いちじく、梨、そして柿へとバトンタッチしていきます。
冬(12月〜2月)
みかん、キウイ、そして再び「あまおう」のシーズンが始まります。こたつで楽しむフルーツが勢揃いします。
こうして見ると、「秋」が最も多くの種類を選べる時期ですが、福岡の強みは「1月〜4月のあまおう」という強力なエースが冬の食卓を支えている点にありますね。
Ukiha FRUITS
浮羽地区は、Ukiha FRUITSって感じでプロモートしています。

福岡市園芸管理センター(花畑園芸公園)福岡市南区
柑橘類: みかんだけでなく、レモン、ユズ、ザボン、シークワーサーなど、驚くほど種類が豊富です。例年10月下旬から11月下旬頃に「みかん狩り」が行われます。
落葉果樹: 梨、柿、ぶどう、りんご、栗、いちじく、桃、あんず、梅など。
珍しいもの: アーモンド、フェイジョア、オリーブ、ナツメ、ポポーといった、普通の果樹園ではあまり見られない木も植えられています。
まとめ
福岡県は「単一の圧倒的No.1品目」で勝つタイプではなく、
年間を通じた供給力とブランド品種の厚みで勝負する“総合型フルーツ王国”です。
この点で見ると、山梨・長野とは異なるタイプの強さを持つ産地と言えます。

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